記憶力ロスト

僕はとにかく記憶力が低い。めっぽう低い。鳥より低いかもしれない。三歩歩かず忘れる。五秒前考えていたことを忘れる。

だから時々、実は自分に何かしら知り得ない病気か障害があるのでは、と考えたりする。

何かを後回しにすると、そのあとでやるつもりだったことはなかったことになる。

忘れたことを自覚しているときはまだマシだ。忘れたことさえ忘れているなんていうこともあってもはやなにがなんだかわからない。光よりはやく忘却している。

このブログに書こうとしていたテーマのような物もいくつか忘れてなかったことになっている。ちょっとした恐怖だ。

 

僕は記憶を焼き付ける能力と、焼き付けた記憶を維持する能力の両方が弱い気がする。

だから好きな事に関しても自信がない。というか、本気で好きなモノがないんじゃないかと、怖くなったりする。

昔観たアニメや映画、読んだ漫画や小説、聴いた音楽、どれもすぐにあやふやになって、いつの間にかタイトル以外は殆ど忘れていたり、タイトルすら覚えていなかったりする。ef。

 

今もこの記事のなかで書こうとしていたことを忘れている。

いよいよ本当にヤバいような気がする。

 

……。

 

ああ、マジでヤバい。

記事の最初から読みなおしてやっと思い出した。

自分は学校の勉強において、日本の都道府県を覚えるというのがこの上なく苦手だったのだ。というか社会全般が壊滅的であった。

それでも当時は、どうにかこうにか頑張って覚えたはずなんだが、今はもう忘れている。

普段使うことのない数式だとかではない。都道府県を記憶してないのだ。それもふたつみっつの話ではない。「中国地方ってなんだ? 関東って東京があるところだっけ。中部地方って何?」とかそういうレベルだ。

興味のあることでも覚えが悪く、興味が希薄なことに関しては致命的である。

食べ物の名称もよく知らない。聞いても覚えられない。食べても忘れる。

もはや教養云々の尺度を超えている。エマージェンシーエマージェンシーメーデーメーデー

 

こんなブログを書き始めたきっかけも記憶力を焼き付けることが出来ないことを危惧したからだった。どうにかしたい。どうにかしよ。